Social Symbolism 社会的象徴
開催期間12月10-1月15日 休 12月28-1月4日 TARTAROS JAPANが金沢アートスペースリンク二期グループ展で行うシンボリズム四部作最終章展示となります。 通貨交換社会に生きる人間の意識に社会シンボルの変形が齎す感覚とは? シンボルで世界を見るという事はどういう事でしょう。私達の意識の背景には様々な取り決めやルールがシンボルを通して働いています。ある意味それらが私達を作り上げていると言っても過言では無いかもしれません。その中でもお金は我々の現代社会を端的に象徴する最も身近で重要なシンボルです。社会機能の要であり、全ての価値交換は直接的にも間接的にも金銭のやり取りを通じて行われています。 現代における例外は身近な家族間などの無償贈与や未開社会等のお金を使わない社会などの領域です。 また自然からの恩恵である、空気、太陽の光、海、水、地下資源、動植物などは人間が私物化し通貨と交換していますが、全て地球からの贈与と捉えられ、ここに交換は無いのです。では何時から人は交換する事を始めたのでしょうか。交換ルールを通貨を用いて運用する社会的動物である人間の意識に、通貨等社会シンボルの外観の変形はどのように働くでしょう。 紙幣には個別に製造番号が印字され、同じ紙幣は存在しません。この特性において同じ紙幣素材の作品は存在できません。いわば国家権力と貨幣制度自体が作品素材になっています。アンディウォーホルはシルクスクリーンで同じ作品を大量に作りましたが、それは写真という世界の鏡像を工芸的な印刷手法に絵画性と広告デザインを混ぜる事で特殊なPOPARTを産み出しました。私の作品は世界の鏡像では無く社会の力で量産された生身のモノを2次加工する手法です。ここに世界の鏡像と生身の違いがあります。同じく人間の潜在意識に強く関与しますが、生身の素材はより顕在意識へのアクセスが強い。 POPARTが消費欲の力とすれば、ソーシャルシンボリズムは消費構造の力と言えます。 TARTAROS JAPAN 金沢アートスペースリンク2期グループ展 Social Symbolism 社会的象徴 12/10-1/15 10:00 ‐18:00 水曜定休 NPO法人 金沢アートグミ Tel: 076-225-7780 http://gallery.artgummi.com/ 石川県金沢市青草町88番地 北國銀行武蔵ヶ辻支店3階 コメントの受け付けは終了しました。
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10月 2022
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