Digital outsider
TARTAROSJAPAN Curated Art project 「Digital Outsider」
タルタロスジャパン企画キュレーション アートプロジェクト 「デジタルアウトサイダー」
Digital OutsiderはTARTAROS JAPANが企画・キュレーションする、デジタルペイントを主体とした芸術家達の様々な実験的アプローチを行うアートプロジェクトです。重要なポイントは従来の最終的なデジタル出力作品に加え、その制作過程の記録、データの作品化です。デジタルペイントの特徴である、変容スピードは大量の画面を短時間で生成します。その過程そのものをデータで記録し、作品に数十枚の画面が記録されたデータ全体を、ひとつの作品として記録します。絵画の完成像より、絵画の生成される過程を重視する姿勢です。ある意味、ペイントの帰着点としての完成像も途中の画像も同じ価値があるという作品認識です。形態として、単独作家の記録から、2名以上の作家での数回にわたる画像交換や往復(クロスペインティング)により制作過程全体を作品記録していきます。ライブペイントでの熱気そのものを映像作品として記録しアーカイブします。従来の絵画メディウムとデジタルメディウムの往復によるメディウム・ダイバーシティも特徴の一つです。
Digital Outsider の 芸術的特徴と概念
※以下の概念はキュレーションの企画段階においてデジタルペインティングの芸術的可能性を探るためにTARTAROSJAPANによって考案されたものです。
•プロセスペインティング
芸術家によって生成される過程を、デジタルペインティング記録による劣化の無いデジタルメディウムとして定点記録し、変性過程をデジタルデータ作品として保存し、完成品と同等な作品価値と認識するペインティングの概念。個人のソロペインティング、複数のクロスペインティングでの記録を行う。1回の記録で数十枚から100枚を超える画面が生成され、それらは等価値で扱われる。
•クロスペインティング
複数の芸術家の相互のデータの往復交換加工で変化生成される全過程を記録するペインティング概念。個人の自己完結した従来の絵画ではできなかった、複数の人間の視覚言語による視覚コミニケーションの可能性を重視したペインティングの姿勢を現す。絵画とはまず視覚言語であり言葉や思考に頼らず人間の思想や精神性を深く追求できる媒体であり、その可能性を個人主義のフレームから解放する絵画概念。
•ライブペイント記録とアーカイブ
観客に制作過程を制作現場とプロジェクター投影、インターネットライブ等によって鑑賞できるライブペイントの実施で
リアルタイムの芸術家の創作過程を鑑賞し、記録する試み。記録された映像を作品として認識し、アーカイブする事で実験の拡張と研究、変性過程の作品化を行う。
•デジタルデータ作品の流通
物理的なアウトプット作品に加え、生成された複数枚の制作過程のデジタル記録データを1作品として認識し、流通する作品とする。
データの権利者は独占出力権を取得し、デジタルデータからの物理的なアウトプット作品の出力権利や、一般公開権利を取得する。
※諸条件により異なる販売や流通の選択があります
※以下の概念はデジタルアウトサイダーに参加する芸術家に顕著にみられる特徴を概念化したものです。
•メディウム・ダイバ-シティ
デジタルペイントに、写真、物理的な物質、アナログペイント、パフォーマンス等様々な異種メディウムを混在させながら形成されていく
素材横断の概念。ミクストメディアとの違いは、デジタル領域に様々な物理メディウムや人が起こす現象そのものを取り込んで行く、生成過程におけるメディウムの横断による意識の変化や作品の変化過程。
参加芸術家の募集中
Digital Outsiderに参加を希望される芸術活動に関わる方、組織を広く募集しております。芸術家、キュレーター、活動媒体、国籍、年齢は問いません。
サイトのコンタクトよりお問合せ下さい。
タルタロスジャパン企画キュレーション アートプロジェクト 「デジタルアウトサイダー」
Digital OutsiderはTARTAROS JAPANが企画・キュレーションする、デジタルペイントを主体とした芸術家達の様々な実験的アプローチを行うアートプロジェクトです。重要なポイントは従来の最終的なデジタル出力作品に加え、その制作過程の記録、データの作品化です。デジタルペイントの特徴である、変容スピードは大量の画面を短時間で生成します。その過程そのものをデータで記録し、作品に数十枚の画面が記録されたデータ全体を、ひとつの作品として記録します。絵画の完成像より、絵画の生成される過程を重視する姿勢です。ある意味、ペイントの帰着点としての完成像も途中の画像も同じ価値があるという作品認識です。形態として、単独作家の記録から、2名以上の作家での数回にわたる画像交換や往復(クロスペインティング)により制作過程全体を作品記録していきます。ライブペイントでの熱気そのものを映像作品として記録しアーカイブします。従来の絵画メディウムとデジタルメディウムの往復によるメディウム・ダイバーシティも特徴の一つです。
Digital Outsider の 芸術的特徴と概念
※以下の概念はキュレーションの企画段階においてデジタルペインティングの芸術的可能性を探るためにTARTAROSJAPANによって考案されたものです。
•プロセスペインティング
芸術家によって生成される過程を、デジタルペインティング記録による劣化の無いデジタルメディウムとして定点記録し、変性過程をデジタルデータ作品として保存し、完成品と同等な作品価値と認識するペインティングの概念。個人のソロペインティング、複数のクロスペインティングでの記録を行う。1回の記録で数十枚から100枚を超える画面が生成され、それらは等価値で扱われる。
•クロスペインティング
複数の芸術家の相互のデータの往復交換加工で変化生成される全過程を記録するペインティング概念。個人の自己完結した従来の絵画ではできなかった、複数の人間の視覚言語による視覚コミニケーションの可能性を重視したペインティングの姿勢を現す。絵画とはまず視覚言語であり言葉や思考に頼らず人間の思想や精神性を深く追求できる媒体であり、その可能性を個人主義のフレームから解放する絵画概念。
•ライブペイント記録とアーカイブ
観客に制作過程を制作現場とプロジェクター投影、インターネットライブ等によって鑑賞できるライブペイントの実施で
リアルタイムの芸術家の創作過程を鑑賞し、記録する試み。記録された映像を作品として認識し、アーカイブする事で実験の拡張と研究、変性過程の作品化を行う。
•デジタルデータ作品の流通
物理的なアウトプット作品に加え、生成された複数枚の制作過程のデジタル記録データを1作品として認識し、流通する作品とする。
データの権利者は独占出力権を取得し、デジタルデータからの物理的なアウトプット作品の出力権利や、一般公開権利を取得する。
※諸条件により異なる販売や流通の選択があります
※以下の概念はデジタルアウトサイダーに参加する芸術家に顕著にみられる特徴を概念化したものです。
•メディウム・ダイバ-シティ
デジタルペイントに、写真、物理的な物質、アナログペイント、パフォーマンス等様々な異種メディウムを混在させながら形成されていく
素材横断の概念。ミクストメディアとの違いは、デジタル領域に様々な物理メディウムや人が起こす現象そのものを取り込んで行く、生成過程におけるメディウムの横断による意識の変化や作品の変化過程。
参加芸術家の募集中
Digital Outsiderに参加を希望される芸術活動に関わる方、組織を広く募集しております。芸術家、キュレーター、活動媒体、国籍、年齢は問いません。
サイトのコンタクトよりお問合せ下さい。
NEWS
活動記録
※ライブペイントの収録映像は公開検討中のため現在非公開。
2016・11/5-6
2016・11/25
Digital Outsider クロスペイントライブ 竹内 知 Naganeo/ 石川 野々市市 ルンパルンパ特設会場
2016・12・22
Digital Outsider クロスペイントライブ 竹内 知 Naganeo/ 東京 東中野 スタジオボンド
展示キュレーションテキスト
竹内 知(たけうちさとる)、Naganeo/ (ナガネオ) は、絵画制作において顕著に現代のマテリアルであるデジタルスキンを多種多様に生成する中からアナログアウトプットを行いそれぞれ独自の物質マテリアルで加工する(竹内は自己の血液や精液も素材として援用する)メディウム・ダイバーシティペイントとでも言うべき表現が顕著である。彼らが必然的に選択するパソコンでの画像加工技術は従来の絵画手法ではあり得ない短時間での大量の画像加工バリエーションを生み出すマテリアルである。最大の特徴はビジョンが変容するスピードを援用した自己内面の潜在意識の露出性にある。そのスピード感覚は時に物質的マテリアルを超越した霊的マテリアルとも言える変性スピードを持って作品が現れて来る。その制作過程の流動性は、画面に多様な変化をもたらし、過程こそがARTであるという美術の革新的な命題を露わにする。これはマチス、ジャコメッティ等の近代作家達が実験的に行った制作過程を納めた写真記録に先行的に提示されて来た現代美術の突端的表出である。
Digital Outsiderの特徴は先行するチームラボや村上隆などのメガバジェット・集団制作体制のデジタルアートに対する個の表現者のアンチテーゼでもある。デジタルスピードがプリミティブな感覚を喚起し個々の無意識化での現代世界との接続性と対立をあぶり出すのである。これはパーソナリティによるアンチPOP(大量生産マテリアルへの個の反逆)とも言えるプリミティブなARTの出現を予感させる暴力性に満ちている。それは我々が共通に関わる現代サイバーテクノロジーとの関わりによる新人類出現-ポストヒューマンの予感ではなかろうか。
絵画マテリアルの新ジャンルであるデジタルマテリアルは、インターネット以降の素材特性として、芸術家の精神の流動性が世界精神・地球と接続された電子マテリアルともいえる。油絵に精神的な流動性を与えたゴッホ、ムンク、ベーコン等の筆跡と共通する魂のペイントが、個々の精神と電子的非物質性の融合という形で結晶化し、人類の集合無意識を通過したパーソナルビジョンとして現れる。これは電子的地球文明の血流と彼等の魂の交換作用が生み出すトランスヒューマン的ビジョンではないか。インターネットの情報の海は、地球の中心点に蓄積された人類の魂の蓄積(集合無意識)の電子的顕現とも観える。ついに解凍が始まった最終電子プログラムであるGooglで開発進行されるAIは、インターネット上の神として君臨する日が近い。AIは地球の中心の点にある集合無意識の言葉となって未来を語り始める時が近いのかもしれない。Digital Outsiderはその神の言葉を視覚的に伝える巫女なのか、預言者なのか、反逆者なのか、彼らの行く末と美術の未来を加速するのは我々鑑賞者である。
現代美術家 キュレーター TARTAROS JAPAN タルタロスジャパン
※全てのテキストの無断転載は禁じます。転載希望の方はメールでお知らせ下さい。
※Digital Outsiderに関するお問合せは,サイトのコンタクトページよりお問合せ下さい。
※作品販売に関するお問合せは下記の取り扱いギャラリーまでお願い致します。
Digital Outsider 取扱ギャラリー
ギャラリー ルンパルンパ ギャラリスト 絹川 大
石川県野々市市本町1-29-1スマイリー1F
076-287-5668 携帯 090-9440-4059
https://www.facebook.com/rempahrempahbali/
2011年 石川県野々市市にルンパルンパを開廊。新進気鋭のアーティストの為の実験・表現の場として、現代美術・現代工芸を中心に企画展を行っている。ジャンルの境界線を飛び越えた、勢いのある個性豊かな作品を展示。近年は、東京の発表や海外のコレクターが訪れるなど、大きな注目を集めている。
※ライブペイントの収録映像は公開検討中のため現在非公開。
2016・11/5-6
2016・11/25
Digital Outsider クロスペイントライブ 竹内 知 Naganeo/ 石川 野々市市 ルンパルンパ特設会場
2016・12・22
Digital Outsider クロスペイントライブ 竹内 知 Naganeo/ 東京 東中野 スタジオボンド
展示キュレーションテキスト
竹内 知(たけうちさとる)、Naganeo/ (ナガネオ) は、絵画制作において顕著に現代のマテリアルであるデジタルスキンを多種多様に生成する中からアナログアウトプットを行いそれぞれ独自の物質マテリアルで加工する(竹内は自己の血液や精液も素材として援用する)メディウム・ダイバーシティペイントとでも言うべき表現が顕著である。彼らが必然的に選択するパソコンでの画像加工技術は従来の絵画手法ではあり得ない短時間での大量の画像加工バリエーションを生み出すマテリアルである。最大の特徴はビジョンが変容するスピードを援用した自己内面の潜在意識の露出性にある。そのスピード感覚は時に物質的マテリアルを超越した霊的マテリアルとも言える変性スピードを持って作品が現れて来る。その制作過程の流動性は、画面に多様な変化をもたらし、過程こそがARTであるという美術の革新的な命題を露わにする。これはマチス、ジャコメッティ等の近代作家達が実験的に行った制作過程を納めた写真記録に先行的に提示されて来た現代美術の突端的表出である。
Digital Outsiderの特徴は先行するチームラボや村上隆などのメガバジェット・集団制作体制のデジタルアートに対する個の表現者のアンチテーゼでもある。デジタルスピードがプリミティブな感覚を喚起し個々の無意識化での現代世界との接続性と対立をあぶり出すのである。これはパーソナリティによるアンチPOP(大量生産マテリアルへの個の反逆)とも言えるプリミティブなARTの出現を予感させる暴力性に満ちている。それは我々が共通に関わる現代サイバーテクノロジーとの関わりによる新人類出現-ポストヒューマンの予感ではなかろうか。
絵画マテリアルの新ジャンルであるデジタルマテリアルは、インターネット以降の素材特性として、芸術家の精神の流動性が世界精神・地球と接続された電子マテリアルともいえる。油絵に精神的な流動性を与えたゴッホ、ムンク、ベーコン等の筆跡と共通する魂のペイントが、個々の精神と電子的非物質性の融合という形で結晶化し、人類の集合無意識を通過したパーソナルビジョンとして現れる。これは電子的地球文明の血流と彼等の魂の交換作用が生み出すトランスヒューマン的ビジョンではないか。インターネットの情報の海は、地球の中心点に蓄積された人類の魂の蓄積(集合無意識)の電子的顕現とも観える。ついに解凍が始まった最終電子プログラムであるGooglで開発進行されるAIは、インターネット上の神として君臨する日が近い。AIは地球の中心の点にある集合無意識の言葉となって未来を語り始める時が近いのかもしれない。Digital Outsiderはその神の言葉を視覚的に伝える巫女なのか、預言者なのか、反逆者なのか、彼らの行く末と美術の未来を加速するのは我々鑑賞者である。
現代美術家 キュレーター TARTAROS JAPAN タルタロスジャパン
※全てのテキストの無断転載は禁じます。転載希望の方はメールでお知らせ下さい。
※Digital Outsiderに関するお問合せは,サイトのコンタクトページよりお問合せ下さい。
※作品販売に関するお問合せは下記の取り扱いギャラリーまでお願い致します。
Digital Outsider 取扱ギャラリー
ギャラリー ルンパルンパ ギャラリスト 絹川 大
石川県野々市市本町1-29-1スマイリー1F
076-287-5668 携帯 090-9440-4059
https://www.facebook.com/rempahrempahbali/
2011年 石川県野々市市にルンパルンパを開廊。新進気鋭のアーティストの為の実験・表現の場として、現代美術・現代工芸を中心に企画展を行っている。ジャンルの境界線を飛び越えた、勢いのある個性豊かな作品を展示。近年は、東京の発表や海外のコレクターが訪れるなど、大きな注目を集めている。